新訂「昇降機の適切な維持管理に関する指針」及び 「エレベーター保守・点検業務標準契約書」解説
国土交通省は、所有者、管理者、保守点検業者及び製造業者の方々がそれぞれの役割を認識した上で昇降機を適切に維持管理できるよう、平成28年2月に「昇降機の適切な維持管理に関する指針」及び「エレベーター保守・点検業務標準契約書」を策定し公表しました。
本書は、これら指針及び標準契約書を実際に利用する上で必要な情報を取りまとめわかりやすく解説したもので、平成29年に初版を発行して以来、広く活用いただいて参りました。
その後、民法等の関係法令の改正を受け、同指針及び標準契約書が見直され、令和6年6月に公表されたことから、これらの改正内容に合わせて解説を改めるとともに、関係各方面から寄せられた要望等を踏まえ、作業報告書に実測データやイラスト、写真等を添付すべき点検項目を明確化する等、全般的に内容を更新しました。
主な改訂概要
(1)「昇降機の適切な維持管理に関する指針」
資格者の名称が「昇降機検査資格者」から「昇降機等検査員」に改められました。
平成28年6月に建築基準法第12条に基づく定期検査等を行う資格者制度が見直され同条第3項及び第4項に基づき昇降機の定期検査、定期点検を行う資格者は、「昇降機等検査員」として法律に位置付けられました。この改正に伴い、本指針中の資格者の名称を改めています。
(2)「エレベーター保守・点検業務標準契約書」
- 令和2年4月の民法改正に伴い、標準契約書第16条「委託者の債務不履行責任」、第17条「契約の解除」、第18条「暴力団等排除条項」の一部が改正されました。
- エレベーター保守・点検業務標準仕様書に付随する「表」に関して、令和5年11月に国土交通省大臣官房官庁営繕部が発行する「建築保全業務共通仕様書」が改訂されたことに伴い見直されました。
(3)維持管理指針等解説
- 作業報告書に実測データ、イラスト、写真等を添付する項目を特定しました。
- 緊急時における作業119番通報時の留意事項を追加しました。
- 上記1、2の改訂に伴い解説を見直しました。
昇降機の所有者、管理者、保守点検業者及び製造業者の皆様にとって、当該指針に示されるそれぞれの責任を果たすための一助として、本解説を是非ご活用ください。
- 一般価格(税込)
- 2,800円
- 名簿登載価格(税込)
- 2,520円
- 初版発行日
- 平成8年4月1日
- 最新版発行日
- 令和6年7月11日
- 体裁
- B5判 150頁
- 目次
- 第1編 「昇降機の適切な維持管理に関する指針」及び「エレベーター保守・点検業務標準契約書」策定の背景第2編 「昇降機の適切な維持管理に関する指針」解説第3編 「エレベーター保守・点検業務標準契約書」解説第4編 資料
- 編集・発行
- 一般財団法人 日本建築設備・昇降機センター
- 編集協力
- 国土交通省住宅局参事官(建築企画担当)付
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